パソコンの基本用語をかんたんに解説。

■電源


・機種にもよるが、電源の入り、切りの方法が別である。
  『入り』は本体の電源ボタンから。
  『切り』はウィンドウズの場合スタートメニュー→『電源を切る』を選んで切る。自動で切れるまで数十秒待ちます。

・モニタの電源の『入り、切り』は本体のそれと連動しています。本体の電源が切れてからモニタの電源スイッチを切ってください。

(注意!)パソコンが処理中に電源をコードを抜いて切ると、本体が壊れる事がある。
電源コードは本体、モニタや周辺機器の電源スイッチで切ってから最後に抜きましょう。

■処理


・一度にたくさんの処理をさせようとすると処理が停止してしまうことがある(フリーズと言う)。
動きが遅くなってきたら、一つ一つの処理が終わるのを待ちましょう。
それでもおかしいときはCtrlキー+Altキー+ Delキーを同時に押します。一つ一つのプログラムを止めることができるウィンドウが出てきます。止めたいしてい るプログラムを選択して、停止させることが出来ます。ただし、ワープロソフトなど、文書を保存していない場合は文書が消えてしまうことがあります。(最後に保 存したところまではなくなりません。)

■パソコンの種類


パソコンにはOSという(Windowsが主流)基本システム(が必要です。現在、大きく分けてWindowsという基本システム(OS)が動くパソコンと、アップルコンピュ ータ社製のパソコンがあります。
アップルコンピュータはあまり出回っていないようで、普段みなさんが普段目にするのは前者と思われます。つまりほとんどがWindowsパソコンです。使い方に 大きな違いはありません。

■ノートとデスクトップ
ノートパソコンというのは本体に液晶モニタがくっついている、コンパクトで持ち運びに便利なパソコンのことです。家でも会社でも持っていけるのは魅力ですね。 しかし本体の改造、修理はコンパクト設計のせいで難しいです。
ノートパソコンノートPC

デスクトップパソコンは本体とモニタが別々になっています。大抵机の上に置いて使うもので、持ち運びは難しいのがデメリット。こちらのメリットは本体の改造、 修理がやりやすいということ。同じ金額で買うなら、デスクトップの方が高性能になることがほとんどです。
デスクトップPCデスクトップパソコン




■パソコン本体


パソコンを大きく分けると本体とモニターになります。
プリンターやスピーカなどの部品はパソコンとしての性能に直接影響ありません。
本体にはCPU,メモリー、HD(ハードディスク)などの部品が入っています。これらがパソコンの性能の多くを占めます。

◆CPU(シーピーユー)・・・パソコンの頭脳というべき計算装置。MPUと同義。

パソコンの性能の主な性能を占めます。ここでプログラムを計算、処理しています。人間で言うと考える頭脳にあたります。
例:PentiumW・2.8GHz(ペンティアムフォー 2.8ギガヘルツと読む)の場合
『ペンティアム4(PentiumW)』というのがCPUの名前です。『2.8GHz』は「にてんはちギガヘルツ」と読み、クロック周波数というものでこの数値が大きいほどパソ コンの動きが速くなります。

  ※CPUの種類と性能
同じCPUならクロック周波数が高い方が高性能です。しかし違うCPUの比較は単純に出来ません。CPUの性能表記は統一されておらず、市場でも混乱して います。そこで私たち初心者はパソコンの価格で判断するしかない、これが現状です。CPU以外の機器を同じか近いものにした時、パソコンの価格が高いほう がCPUも高性能。これで大体の判断ができるではないでしょうか。

※CPUメーカーAMDとIntelについて
AMDは低消費電力でコストパフォーマンスが高いと言われている。
デスクトップ用なら
Athlon64 > AthlonXP > Sempron
ノート用なら
Turion

Intelは消費電力(発熱量がこれに比例)と価格は高め。多くのパソコンに採用されている。
デスクトップ用なら
PentiumW > Celeron D > Celeron
ノート用なら
Pentium-M > Celeron-M
( >の右の方が高性能)

◆メモリ・・・作業中に記憶する部分。大きいほど良い。

同時に複数のソフトを立ち上げたいときは、メモリが少ないとハードディスクをメモリー代わりに使うため処理が遅くなります。搭載メモリは最低でも256Mbyte(メ ガバイト)は欲しい。もちろんメモリを追加すれば解決しますが安い買い物ではないので予算と相談することになります。また、メモリの価格は需要と供給の影響 を受けて変動します。古いパソコンの規格のメモリはあまり安くならず、いつの間にか市場から消えてしまうようです。手に入れるなら早いほうがいいでしょう。

表記について(例:PC2100 DDR SDRAM(CL=2.5)の場合 )
・PC2100などの数字はメモリの読み書きの早さを表します。数字が大きいほど高速になります。
・CL=2.5の数字は小さい物の方が高速で動作します。
・メモリにはSDRAMとDDR SDRAMの種類があります。パソコンに合うメモリを選びましょう。

◆ハードディスク・・・画像やプログラムなどのデータを置いておくスペース。

パソコンのシステム、アプリケーションソフト、画像や音楽を保存します。
より多くのデータを保存できる物が良いのですが、ホームページを見たりメールをするくらいなら大きい容量はいりません。デジカメの画像を保存したりデジタル ムービーを保存する場合は大きい容量があると助かるでしょう。どれくらいの容量が必要かは人それぞれですが80Gbyte(ギガバイト)もあれば十分保存でき るでしょう

◆ドライブ類・・・パソコン外部とのデータの入出力に。

CDやDVDなどの光学ドライブ、フロッピーディスクドライブがあります。
残しておきたいデータなどを外部のメディアに保存するために利用できます。
CDやDVDは大きい容量を必要とするデジカメ画像などを保存するのに適しています。
フロッピーディスクドライブ(FD)は最近、搭載されていないものがありますが、文章ファイルなどの軽いものを保存しするのに便利。小さいので持ち運びに向い ています。

◆モニタ、ディスプレイ・・・データを映し出す。

モニタには主に液晶モニタ、CRTモニタ(ブラウン管)があります。
最近は省スペースの液晶モニタが主流です。CRTはもうほとんど売られていません。
大きな画面サイズのものが見やすくて作業もやり易いでしょう。

◆キーボード、マウス・・・あなたの思いのままに操作する。

入力時に必ず使うので、手にしっくりくる物がいい。キーボード、マウスともコードレスタイプがありますが机の上がすっきりして作業し易い。

◆ビデオカード・・・綺麗に映し出す。

グラフィック機能を強化させるためにパソコン本体に追加する部品(カードを差し込む)。
なくでもパソコンは動きますが、きれいなグラフィックを表示させるゲームなどをする場合はビデオカードがないとゲームキャラクターの動きがぎこちなくなってし まいます。
また、かなりの熱を発生させる物が多いようです。

◆ネットワーク機能・・・インターネットに繋ぐ。

インターネットをするのに必要。
LANカード・・・ADSLや光接続する(常時接続。比較的高速接続)
モデムカード・・・ダイヤルアップやISDNをする(時間制限あり。回線速度は比較的遅い。